電源が入らない 東芝 dynabook T552/36HR 基板修理でデータもそのまま当日返却


久しぶりに使おうと思ったら電源が全く入らなかった!ということです。
この機種は2012年頃のパソコンで今となっては動作も正直快適とは言えないため、
年式的にもコスパを考えデータ救出と買い替えのご提案をさせていただきました。が、
「仕事用に他の新しいパソコンを持っている」
「このパソコンは殆ど使ってないけど当時初めて母親に買ってもらったので直したい」とのこと。

そういうことであれば、さっそく診断してみます。
普段は殆ど使っていないということで、バッテリーが完全に放電されてしまい悪さをしている可能性もあるため、一度バッテリーを取り外して電源を入れてみましたが症状は変わらずでした。
そこで少しだけ電気を流してみると内部基板に短絡(ショート)反応があったので本格的に分解していきます。

東芝 dynabook T552/36HR 電源が入らない故障の診断

分解直後に比較的わかりやすい箇所のチップコンデンサが焦げているのが見つかりました。
というより、先に言ってしまうとこの機種のあるあるでかなりの頻度で決まった場所が壊れます…

T552/36HRのマザーボード上の焦げたチップコンデンサ

焦げてるコンデンサに繋がる回路を辿って諸悪の根源を交換。
こんな小さな部品で電源が入ったり入らなかったりを左右するって、やっぱりパソコンや部品を作ってる人って凄いですねー。

T552/36HRのマザーボードから外した破損部品の大きさ比較

マザーボード修理後に起動確認し修理完了

無事、電源が入りデータもそのまま修理完了となります。

今回はメインで使っているパソコンではないので動作の快適カスタムの必要もなく、HDDの健康状態などを確認し問題がなかったため当日ご返却となりました。
改めて初心や親のありがたみを思い出せるとお客様にもとても喜んでいただき、もう少しで涙腺崩壊でしたがほっこりした修理事例でした。
ぱそかんでは古くなったパソコンでも大切な思い出をできる限りそのままの状態で修理します。
部品がないからとメーカーで断られた修理も諦めずにお気軽にご相談ください。

「ワンポイント」
冒頭でサラッと書きましたが、今回は関係なかったですが、ノートパソコンのバッテリーは使っていなくても少しずつ減っていき、完全に放電されてしまうとパソコンが起動しない、起動してもバッテリー交換が必要となることがあります。

よく「買ってから殆ど使ってないのに電源が入らない!」といった相談がありますが、話を聞くと年賀状シーズンしか使わず普段は押し入れにしまっているというような方がわりと多いです。
とくに最近のパソコンはバッテリーを外すのも分解が必要な機種が殆どなので、普段使わなくてもたまには電源を入れてバッテリーの充放電をすることをおすすめします。
パソコンで動画視聴でもすると、わりと普段常に使っているスマホよりハマるかもしれませんよ!